体験談(怖い話)②

世界の不思議

19才か20才の時の話。 車を持っている友人(Tくん)が遊びに来て、もう一人の友人(Kくん)と私の3人で自宅近くで話をしていました。

Tくんは①の時の友人です。

すると、私の中学の頃の友人(Hくん)が、たまたま通りかかり久しぶりと呼び止め4人で話をして盛り上がり、そのままドライブに行く流れに。

運転Tくんで、助手席に私、KくんHくんは後部座席です。

車の中でもテンション上がって、茨木駅付近まで来た。

その時、「そういえば、茨木の山の中に心霊スポット無かった?」と誰かが言い出した。

まだ4時か5時で明るかったのもあり、夜じゃないし行っちゃおうぜ、ってなった。

171号線から、能勢の方に向かうとトンネルが有り、そこが有名なスポットで向かうことに。

山に入る前に、ローソンに寄って飲み物とおやつ買い

車に乗り込み山の方へ。

民家が、少なくなり始めた頃、雲が厚くなり空が暗くなってきた。

後部座席のHくんが、「少し眠たくなったから着いたら起こして」と寝はじめた。

TくんとKくん、私の3人で会話していて、採石場っぽい所を過ぎると、もっと暗くなって来た。

すると、Kくんが急に静かになり、振り返ると寝ていた。

呼びかけても起きないので、着いたら起こせばいいかとそのまま進む。

しっかり舗装された道も面白くないよな?と言う話になり、次の曲がり道で砂利道あったらそっち進んでみよう。

そこそこ大きな砂利道で車で行けそうなので曲がろうと入った瞬間

グッ!と空気が重くなり、体のうぶ毛が逆立つ様なゾワっとした。

そこから前に進めない。進みたくない。

前は歩きで止まれたけど、車なので勢いよく入ってしまったのかな?何者かが、こちらを認識してしまった感じ。

Tくんと私は同じ感覚だったと思う。

「戻ろう」

と、Uターン

もう1段階空気が重くなりゾワゾワ感が増す。

山を降り始めても、その感覚は消えない。

自分の耳から後ろを振り返れない。

Tくんもルームミラー上げていた。

後部座席の2人が気になり、声をかけても起きない。振り返りたくないからリレーのバトン受け取る様なかたちで右手でKくんの足を強めに叩いても変わらない。

やばい!やばい!と、無理せず大急ぎで山を降りていく。

長い…採石場過ぎても民家が見えても感覚が、取れない。

まだまだ降りて、青い看板が見えた。

「あっ!ローソン」

って言った途端、重い空気が解けた。

それと同時に、後部座席の2人が起き始め

「何で戻ってるん?トンネルは?」と…

家に戻りながら、2人に説明をしました。

特に何かを見たとか、では無いのですが、もう味わいたくない感覚でした。

その時から、なんとなく行きたくないとか、この人イヤだなとかこれ触りたくないなという自分の直感にできる限り従う様にしてます。

最後の所だけ読むと、ワガママなヤツっぽくなったね。

もし心霊スポットに向かう際は、自己責任で嫌がる人は連れて行かないようにして下さい。

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